Sabiは、2019年にジュエリーブランドとして展開をスタート。創業者であるMon Bartonが、90年代における母親の象徴的なスタイルから、大きな影響を受けたのがきっかけであった。

当時インドネシアに住んでいた彼女は、人生においての過渡期を迎えていた頃だった。自分は一体何がしたいのか、どこへ向かっているのか、将来に悩み、方向性を模索する日々を過ごしていた。そんなある日、インドネシアのヒーラーと出会い、「何か新しいことを始める必要がある。すぐにブランドを立ち上げるべきだ。」と言われたという。これがすべての始りとなり、まずは一番身近にいた母親から着想を得て、ジュエリーづくりに着手した。
16歳で高校を中退していた彼女は、ブランドを立ち上げるまでの間、バリスタとしての飲食店勤務や小売業、またフリーランスのライターやモデル活動など、さまざまな仕事に従事してきた。
しかしながら、文字通り、経営やデザインなどに関する知識はまったくの無知であったため、独学でビジネスを開始した。手探りの状態で、何度も失敗や挫折を重ねてきた当初は、まるで「予測不能な精神との旅」であったと彼女は振り返る。
そして、創業してから半年間の紆余曲折を経て、服のデザインとプロデュースに挑戦することを決意。現在のSabiが誕生した。


「Sabi」というブランド名は、日本の美学として語られてきた”侘び寂び”という言葉に由来している。ミニマルでありながらも、機能性に優れ、着ることで体型をより美しく見せてくれるといった、細部まで考え抜かれたデザイン。この設計が、何度も自然と手に取りたくなるような、暮らしに寄り添う一枚となっていく。すなわち、時代の変化とともに長く愛される製品にこだわっている。


Mon Barton自身が、日常生活のなかで、アパートの階段を上り下りしたり、力作業をしたり、旅行やハイキングなど、忙しない日々を送っているからこそ、どんな場面でも快適なデザインであることが大切で、同時に、見た目の可愛さも妥協しない、そんなものをこれからも追求していきたいと想いを語ってくれた。
そんな制作の裏側や、*dead stock(訳:デッドストック)の生地を採用するなどの「スローファッション」ビジネスへの考え方は、Instagramからも垣間見ることができるので、ぜひチェックしてみて。
*dead stock…未使用のまま長期間保管されていたもの。
ヴィンテージとは異なり、状態が良いため、希少価値の高いものとして扱われることもある。

Sabi acknowledges the Wurundjeri Woi-wurrung people of the land in which we create and operate. To pay our respects to Aboriginal and Torres Strait Islander Elders, past present and emerging, Sabi commits to paying 1% of all sales to Black People Union.
Instagram: https://www.instagram.com/sabi_thelabel