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1960年代、映画界に革新をもたらしたフランスの映画監督Jean-Luc Godard(訳:ジャン=リュック・ゴダール)の元妻としても知られるAnne Wiazemsky(訳:アンヌ・ヴィアゼムスキー)や、ヌーヴェルヴァーグの数々の作品で人気を博したJuliet Berto(訳:ジュリエット・ベルト)ら、総勢23名の女優たちが出演した映画「美しく、黙りなさい」。監督を務めたのは、映画ファンの中で高い評価を受けた「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」にも出演し、フェミニストとしても活躍した伝説的女優 Delphine Seyrig(訳:デルフィーヌ・セリッグ)。
本作は、男性中心の映画業界にあった70年代に女性が意見することはタブーとされていたジェンダー差別において、当時を生きる女性たちに問いかけることで問題を洗い出し、訴えかけた長編のドキュメンタリーとなっている。
簡単に意見をする場所も環境もなかった時代に語られたこととは。女性たちの強さや勇気が詰まった112分間。
グローバル化や多様化、社会的背景の変化によってあらゆる差別への問題の大きさが浮き彫りになり、対策や改善を講じる世の中になりつつある現代だが、それでもなお昔と変わらない現実も存在する。1人の女性としてカメラの前に立った彼女たちの言葉は、現代を生きる女性へも共感を与えてくれるのではないだろうか。(7月24日公開)
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Jean-Luc Godard(訳:ジャン=リュック・ゴダール)の代表作の一つであり、ヌーヴェルヴァーグの最高傑作としても称された「気狂いピエロ」。主演を務めたのは、Anna Karina(訳:アンナ・カリーナ)とJean-Paul Belmondo(ジャン=ポール・ベルモンド )。
裕福な暮らしに疲れていた男が、ある日偶然にも元カノと出会い、彼女の自由奔放な行動に振り回されながらも、現実から逃れるように2人でパリへと向かう。その旅は予想もしない反社会的な出来事ばかりで悲劇的なラストを迎えることになるが、そんな物語を軽快な音楽や破天荒な演技や演出でポップに表現している。
美しく、ユーモア溢れる映像とともに映し出される、2人の自由でロマンを追い求める毎日は、この夏にどこか遠くへ出かけたくなる気分にもさせてくれる。
また、Jean-Luc Godard監督ならではの詩的で型破りな本作品では、どのシーンを切り取っても分かる鮮明な色彩美も外せない見所だ。モデルでファッションアイコンでもあった、Anna Karinaが演じるマリアンヌの服装やメイクにも注目して観たい。(7月31日公開)